仙台市内で誰にも教えたくないレストラン。チーズフォンデュのリゾット

2024/05/24 ブログ

 ◎仙台フレンチ.シェフのブログ

 

【仙台駅】から東北大学の片平キャンパス方面(西南方向)に向かって徒歩17分。

仙台市地下鉄“東西線”【青葉通り一番町駅】から仙台高等裁判所方面(南西方向)に向かって徒歩6分。

 

裏一番町、五橋通り沿い

 

光原社さんの向かい側、フランス国旗が飾ってある1階のお店

フランス家庭料理とワイン

【ラ・フルール・ド・スリジエ 】

オーナーシェフの佐藤ふみひと

です。

 

今日も皆様のお役に立てる様に、精一杯やって参ります。

 

この出会いが、とても価値のある有意義な出会い、と感じていただけましたら幸いです。

ぜひ最後までお付き合い下さいませ。

今日は、イタリアの地方料理についてお話していきたいと思います。

イタリアとフランスは、隣り合っている国同士だけではなく、地方によっては気候や食材も同じだったりしますので、近しい料理も数多くあります。

そんなイタリア料理、特に地方料理についてのお話です。

 

 

【ピエモンテ州の料理】Piemonte

 

《カタツムリのスープ》zuppa di lumache 

 

カタツムリはイタリアの各地で獲れますが、ピエモンテ州では、アルバの西にあるケラスコが一大産地になっています。

カタツムリの調理方法は、ソテーにしたり、煮込みやリゾットにしたりと、食べ方は多種多様な食べられ方をしています。そこで今回は特にスープにした物をご紹介したいと思います。

 

素材と調理方法はシンプルで素朴ですが、野菜と一緒によく煮込んで、最後にすり下ろしたじゃがいもで繋ぐことによって、煮汁がとろりと舌にに絡みつき、カタツムリと野菜の旨味が印象的に舌に残ります。

このように、すり下ろしたじゃがいものデンプン質で濃度をつけるのは、ピエモンテ料理に多い手法です。

 

[作り方]

①.鍋に水とフレッシュのローリエ、白ワイン、塩を入れて沸かし、カタツムリ(フランス産。殻を外し、内臓を除いたもの)を入れて、柔らかくなるまで茹でます。

②.ニンニク、ローズマリー、セージ、タイム、フレッシュのローリエ、ジュニパーベリーを全てみじん切りにし、フライパンにオリーブオイルを入れて加熱し、弱火で炒めて香りが出てきたら、じゃがいも、人参、セロリ、玉ねぎ(各々5mm〜1cmの角切りにする)を加えて中火で炒めます。野菜に半分ほど火が入ったら、①のかたつむりを入れて、塩とコショウをして、ブランデーとマルサラ酒を入れてフランベします。肉のブロードとカタツムリのゆで汁を加え、味が馴染むまでコトコトと煮込みます。

③.仕上げ間際に、じゃがいもをすり下ろして加え、火を入れつつ濃度を出します。塩とコショウで味を調えます。

④.花ズッキーニは、縦に2等分にしてオーブンで焼きます。スープを器に盛り付けて花ズッキーニを添えます。仕上げにエクストラ・バージン・オリーブオイルと、イタリアンパセリのみじん切りを上からふります。

 

 

《チーズフォンデュのリゾット、アルバ産白トリュフがけ》

Riso mantecato alla fonduta con tartufo bianco 

 

シンプルなリゾット、コクのあるチーズフォンデュ、イタリア1の香りを誇るアルバ産白トリュフ。

ピエモンテの顔とも言える郷土料理と素材が1度に介した料理であります。

フォンデュータは本来、地元さんのラスケーラ(牛乳主体で、時により羊乳や山羊乳を加えて作るクオネ県産のハードタイプチーズ) やお隣ヴァッレ・ダオスタ州のフォンティーナ(ハードタイプチーズ)で作りますが、味がくどくて日本人には敬遠されがちなことから、パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズと生クリーム、卵黄を煮詰めて作る「フォンデュータ風クレーマ」でアレンジを施しました。

穏やかなチーズのコクが好評です。

また白トリュフはタヤリン(細い平打ちのロングパスタ)にかけることが多いですが、リゾットの方がより香りを活かしやすいと感じます。

バターやチーズをたっぷり使い、お米の粘度も出ている分、料理が冷めにくく、トリュフが温められて、香りが強く立ってきます。

 

[作り方]

①.リゾットを作ります。玉ねぎのみじん切りとフレッシュのローリエを、バターを入れて加熱した鍋で弱火で炒めて、玉ねぎに火が通ったらお米を加えてさらに炒めます。お米が軽く透き通ってきたら白ワインを加えてまた炒め、アルコール分を飛ばします。肉のブロードを少量ずつ加えながら、一定方向に混ぜ続けながら煮ます。お米をアルデンテ(芯が残る程度の固さ)に煮あげたら、バターとパルミジャーノ・レッジャーノ・チーズで繋いで、1分間ほど休ませます。こうすることで、お米と煮汁の繋がりが良くなり、盛り付けた時に煮汁が流れることがなく、味も重くなりにくいです。また、繋ぎのパルミジャーノ・レッジャーノ・チーズは、旨味を濃くしようと沢山入れがちですが、かえって重くなってしまうので、入れすぎないように気をつけます。

②.フォンデュータ風クレーマを作ります。生クリームを沸かして、塩とコショウを加えて煮詰め、軽いとろみをつけます。パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズと卵黄を加えて混ぜながら、70℃以上に火を入れて卵の臭みを消します。ナツメグをすり下ろして振ります。

③.お皿にリゾットを盛り付けて、②のクレーマをかけ、コク付けと色のアクセントを兼ねて、卵黄を溶いたもの垂らし、白トリュフの薄切りを上からかけます。

 

 

以上、本日はここまでとなります。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

次回もまた、ラフルールドスリジエ のブログでお会いいたしましょう!(o^^o)

 

 

Au voir (オー ヴォワール)

À bientôt (ア ビアント )

 

あなたを応援しています。

 

〈宮城 /仙台 /せんだい /sendai  /miyagi  /仙台フレンチ /自家製パン /フレンチ仙台 /パスタ /サプライズ /誕生日 /デート /デートにおすすめ /お洒落 /夜景 /仙台駅 /一番町 /仙台市青葉区一番町 /五橋 /ケータリング/オードブル /仙台グルメ /フランス料理 /仙台ビストロ  /飲み放題 /貸し切り /牛タン /パーティー /送別会 /歓送迎会 /仙台ワイン /シャンパン飲み放題  /片平周辺 /結婚式二次会 /レストランウェディング /フリードリンク /お一人様歓迎 /晩酌セット /仙台女子会 /仙台ディナー /仙台で話題 /日曜日営業 /ワイン /1人飲み女子 /一人飲みセット /深夜フレンチ /仙台パスタ /肉フレンチ /魚フレンチ /仙台夜ごはん /テイクアウト /単身赴任におすすめ /裏一番町 /五橋通り /クリスマスディナー〉

 

仙台でフレンチと言えばラフルールドスリジエ

 

 

【La  fleur de cerisierラフルールドスリジエ】

とはフランス語で『桜の花』を意味します。

 

桜の花のようかにこの街に根付き、皆様かはら愛されるお店に成れるようにとの想いを込めました。

 

皆さまのお役に立てる様な、お店に成れれば幸いです。

 

ラ・フルール・ド・スリジエ 

仙台市青葉区一番町1丁目15-20

薗田ビル1階

TEL 022-724-7448

ご予約担当

佐藤ふみひと