仙台でおしゃれに忘年会をするなら。ブールブラン2
◎仙台フレンチ.シェフのブログ
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裏一番町、五橋通り沿い
光原社さんの向かい側、フランス国旗が飾ってある1階のお店
フランス家庭料理とワイン
【ラ・フルール・ド・スリジエ 】
オーナーシェフの佐藤ふみひと
です。
今日も皆様のお役に立てる様に、精一杯やって参ります。
この出会いが、とても価値のある有意義な出会い、と感じていただけましたら幸いです。
ぜひ最後までお付き合い下さいませ。
【現代フランス料理におけるソース事情】
今日は前回登場したソース・ブール・ブランの『作り方のポイント』ご紹介です。
《ソース・ブール・ブラン》No.4-2
1.エシャロットの切り方
まずエシャロット(西洋玉ねぎ)は「アッシェhacher *1.」するのが基本となります。足の大きさはどうしてもやむを得ず少量で作る場合は、「レデュクションreduction *2.」の時間も短時間となりますので、必然的に小さめのアッシェの方がより効果的であります。
そうでなければ通常のアッシェ、または「シズレciseler *3.」で充分です。
2.シュエsuer *4.は必要か
次に、刻んだエシャロットを「シュエ」するか、それとも生のまま使用するかについてですが、基本的に少量を作る場合は、軽くシュエはした方が良いです。
なぜならば、そうすることによって、短時間でもエシャロットの旨味を引き出すことができるからです。
そこそこ多めの量があり、時間をかけてレデュクションできる場合は、生のままでも良いです。
3.白ワインと白ワインビネガーよ割合
レデュクションに必要な「白ワイン」と「白ワインビネガー」のそれぞれの割合は、どのくらいが適当なのでしょうか。
この件に関しては、先達者の文献を調べてみても、意外にまちまちで、白ワインビネガーだけを使用する場合の方が多いです。
しかしもちろん白ワインだけでも作れますし、むしろ以前は白ワインが中心で、ビネガーの使用量は少なかったです。
ここで重要な事は、昔のワインビネガーと今日のワインビネガーとでは、質的に明らかな違いがあることです。
ビネガーそのものは、人類の作り出した最も古い調味料として、紀元前5000年頃にメソポタミアのバビロニアで、ナツメヤシや干しぶどうから作られていた記録があるといいます。
ヨーロッパでは17世紀までは「フィールディング方」といって、戸外に樽を並べて醸造していました。その後、オルレアン方と言われる方法が開発され、樽を地下室などに入れて一定温度に保ち、品質の良いお酢を作る方法が生まれました。
中世までは、経験と勘に頼る作り方をしていたワインビネガー作りは、19世紀に入るとフランスでパスツール*5.が『発酵の原理』を解明したことによって、より飛躍的な改良がなされ、ワインビネガーは今日に見られるような大量生産ができるまでに発展しました。
もっとも、ソース・ブール・ブランは、古典料理と言われるほど古いものではなく、エスコフィエの料理書にも記載されていない位、新しいソースです。
しかし、創作当時(1920年頃)のワインビネガーと、今日のワインビネガーには、かなりの差があると推測できます。
おそらく酸度の%も違うでしょう。今日フランスでは6%以上となっていて、高いものは8%まであります。
昔はもっと酸味が弱かったり、品質的にも一定していなかった所があります。
ちなみに今日の日本産ワインビネガーの酸性度は、日本農林規格で4.5%と、フランス産と比較すると低くなっています。
したがって、ソースブールブラン作りにおいても、国産を使うか、フランス産を使うかでは、味の点でかなりの違いが出てくるので、それなりの割合を考慮しなければならないです。
*1. アッシェhacherとは、みじん切りにすることです。
*2. レデュクションreduction とは、煮詰めることです。また煮詰めた状態のものを、指して呼びます。
*3. シズレciseler と、素材を細かく刻む調理工程の一つです。素材に斜めに切り込みを入れる、などの意味がありますが、玉ねぎ、エシャロット、に関しては、ごくごく小さなサイの目切りに刻む事です。
みじん切りとの違いは、包丁を叩くほど刻まない事です。
*4. シュエsuerとは、直訳すると「汗をかく」という意味です。
調理で使われる場合は、1つないしは複数の野菜を細かく切った後に、油脂と一緒に弱火で「汗をかくように炒める」事によって、野菜の水分を一部、あるいは完全に蒸発させて、エッセンスを凝縮させる調理工程です。
*5.パスツールとは、本名「ルイ・パスツール」
フランスの生化学者、ソルボンヌ大学教授、パスツール研究所所長を務め、腐敗や細菌などの研究を行って、近代微生物学に多大な貢献をしました。
以上、本日はここまでとなります。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
また次に続きます!
次回もまた、ラフルールドスリジエ のブログでお会いいたしましょう!(o^^o)
Au voir (オー ヴォワール)
À bientôt (ア ビアント )
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仙台でフレンチと言えばラフルールドスリジエ
【La fleur de cerisierラフルールドスリジエ】
とはフランス語で『桜の花』を意味します。
桜の花のようかにこの街に根付き、皆様かはら愛されるお店に成れるようにとの想いを込めました。
皆さまのお役に立てる様な、お店に成れれば幸いです。
ラ・フルール・ド・スリジエ
仙台市青葉区一番町1丁目15-20
薗田ビル1階
TEL 022-724-7448
ご予約担当
佐藤ふみひと